【要約・感想】鈴木祐の本『最高の体調』〜100の科学メソッドと40の体験的スキルから編み出した〜のまとめとレビュー。Amazon Kindleで無料で読む方法も紹介！

体が怠くてシャッキリしない・・・。

寝ても寝ても疲れがとれない・・・。

こんな体の悩みありませんか？

私も朝から体が鉛のように重くて、何もやる気がしないことがありました。

でも、この『最高の体調』の本に出会って、様々なことを実践していくうちに、体が軽くなり、気分も明るくなり、ワクワクする毎日を手に入れることができました。

『最高の体調』を読めば、なぜ体調がイマイチなのかが理解でき、改善のための具体的な行動がわかるのです！

本記事では、『最高の体調』の要約やまとめ、感想だけでなく、Amazonで30日間無料で読める方法も紹介！

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鈴木祐の本『最高の体調』とは
『最高の体調』の要約
『最高の体調』みんなのレビュー
『最高の体調』感想と実践したこと
『最高の体調』がおすすめな人
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『最高な体調』まとめ

鈴木祐の本『最高の体調』とは

最高の体調

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鈴木祐クロスメディア・パブリッシング 2018年07月

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作者	鈴木祐
出版社	クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
発売日	2018/7/13
ページ数	288ページ

『最高の体調』の要約

鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題も、根っこまで下りてみれば実は同じもの。
すべては一本の線でつながっています。

「文明病」から脱却し、本来の自分を取り戻せ!!

文明病について

文明が発達したにも関わらず、現代の日本人は幸福からほど遠い場所にいます。

そして、その原因は自分自身にあると考えています。

しかし、その原因の多くは自分自身の不注意や意思の弱さ、気弱な性格だからではなく、現代人に特有の「文明病」が原因なのです。

「文明病」とは

近代社会の変化によって引き起こされる、現在に特有の病気や症状を意味します。

最も典型的な例は「肥満」です。

肥満の原因は、意思の弱さでも何でもなく、人類の進化と現代社会のミスマッチにあります。

古代狩猟採集民たちはほとんどカロリーが低い食品しかなく、食事にありつけないことも多かった時代です。

そのため、私たちの脳の報酬型は、できるだけカロリーの高い食べ物を探すように進化したのです。

そして、飽食の時代になると、今度は高カロリーの食事を好む脳をうまくコントロールできずに、肥満につながっているのです。

著者は自分の遺伝子が持つポテンシャルを最大まで引き出すことをゴールとし、旧石器時代の食事法である「パレオダイエット」を実践。

半年ほどで驚くべき効果が現れ、体重が落ちるだけでなく、集中力と生産性が改善したのです。

このようなことから、問題解決へのステップは、下記のようになります。

①自分が抱える問題について、どこに遺伝子のミスマッチがあるのかを特定する

②ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する

炎症と不安について

ここからは、現代人が抱える問題を「炎症」と「不安」の大きく2つの要素に分類して紹介していきます。

炎症編

100歳を超えてなお脳や体のパフォーマンス低下が見られないスーパー高齢者は、体の炎症レベルが非常に低いことがわかっています。

炎症とは、体が何らかのダメージを受けたときに作動する防御システムですが、現代人の炎症には、自覚症状のないものがあります。

「内臓脂肪」がまさにそれです。

内臓脂肪は人体にとって異物でしかないため人間の体は、内臓脂肪が増えると免疫システムを作動させ、脂肪細胞が分泌する炎症性物質が臓器に炎症を引き起こします。

内臓脂肪が減らない限り、炎症性物質で傷ついた血管や細胞が動脈硬化や脳梗塞の引き金になります。

これがメタボリックシンドロームの発症プロセスです。

この種の炎症は原因不明の体調不良として認識されることが多く、ほとんどの人はそのまま放置してしまいます。

だが、その結果体内の炎症は悪化の一途を辿るのです

現代の日本人と狩猟採集民の違いは、

狩猟採集民：炎症や感染による短中期的な炎症がメイン。激しい発熱や嘔吐など周囲から見てすぐにわかるような症状が出る。
現代の日本：体内で延々とくすぶる長期的な炎症がメイン。誰にでもわかるような症状は表に出て、少しずつ不調が進行する。

こうした違いはどこからくるのでしょうか？

古代と現代のミスマッチのフレームワークがわかりやすいです。

多すぎる：古代には少なかったものが、現在では豊富すぎる（例）カロリー
少なすぎる：古代には豊富だったものが、現在では少なすぎる（例）睡眠
新しすぎる：古代には存在していなかったが、近代になって現れた（例）トランス脂肪酸、孤独

不安編

「不安」は誰もが感じうる日常的な感情だが、不安障害の発症率には地域差があります。

近代化の進んだアメリカやオーストラリアの発症率が8%前後だったのに対していて、ナイジェリアなどの発展途上国の発症率はわずか0.1%に過ぎなかったのです。

原始的な社会では、不安への対処は非常にシンプルです。

例えば、猛獣に襲われた場合は戦うか逃げるかの二択しかないため解決方法が明確な「はっきりした不安」だといえます。

その一方で、現代の不安は複雑です。

例えば、年功序列から実力主義へと移行した企業では、かつてないほど仕事へのプレッシャーが膨らみ、またSNSのおかげで対人関係の不安は常につきまといます。

こうした不安は解決方法が明確ではなく、「ぼんやりした不安」だといえます。

「ぼんやりとした不安」が現代人の脳のパフォーマンスとQOLに多大な影響を及ぼす代表例

慢性的な不安はあなたの記憶力を低下させます
不安は、あなたから理性的な判断力を奪います
不安はあなたの死期を早めます
不安は不安を呼び込みます

「不安」の存在理由は何でしょう？

それは危険を知らせる「アラーム」としての役割です。

しかし現代において、猛獣の脅威から逃れる必要ほとんどありません。

逆にぼんやりした不安に対してアラームが誤作動を起こすと、非常ベルが鳴りっぱなしの状態になってしまうのです。

では、「ぼんやりした不安」とは一体何に対する不安なのでしょうか？

その正体は「未来」に対する不安で、未来の可能性に対して、私たちは不安を抱くのです。

もともと人類の「不安」というアラーム機能は、目の前に差し迫った危険に対して作動するものでした。

ところが農耕社会へ移行する中で、長期的なスパンで物事を考えなければいけなくなると、そこから遠い未来に対する不安が生まれたのです。

炎症に対する対策

自然との接触を増やす
食物繊維
睡眠
運動

まずはこの4つを試してみましょう。

最もお勧めが、自然との接触を増やすことです。

ストレスが劇的に下がるのはもちろん、自然の中にいれば大気に含まれる細菌が腸内環境にも良い影響を与えて自律神経が整うおかげで睡眠の質も高まり、同時にデジタル断食の効果も得られます。

費用対効果としては最強クラスです。

次に炎症に効くものとしてデーターが多いのは、食物繊維の摂取量を増やすことです。

そして、睡眠と運動もとても重要です。

睡眠の改善には自然とふれ合うのがベストですが、最低でも夜中にPCやスマホを使わないぐらいはやっておきましょう。

運動の種類については、軽いウォーキングから格闘技までどんなものでも構いません。

ただし、せっかくなので仲の良い友人と楽しめるようなものを選び、さらにそれを自然の中で行えば効果が倍になります。

これら4つの対策に慣れてきたら、、発酵食品やプロバイオティクス、呼吸法、リアプレイザル（感情の訓練）といったテクニックを加えていきましょう。

不安に対する対策

価値の設定
自己メソッドを通して、自分にとって重要なプロジェクトを見極め毎日の計画を定め実行
メタ認知
畏敬
マインドフルネス

全ての土台になる要素が「価値の設定」です。

価値観を固めないと、どんなテクニックも効果が半減してしまいます。

価値観が定まったら、PPAの下位分析で細かい分析プロジェクトに分解して、「3つのルール」で毎日計画を決めます。

その上で、月に1〜4回ほどのペースで、「メタ認知」を使ったプロジェクトのレビューを行います。

また全てにおいて遊びの心を忘れないようにします。

中長期的には、「畏敬」と「マインドフルネス」のメンテナンスを行うことも大切です。

畏敬の念を維持するには、大自然に触れるのがベストですが、時間がなければ質の良い小説や映画に触れるのも効果的です。

マインドフルネスは、自分が続けやすい手法であれば何でも構いません。

どの手法を選ぶにせよ、最も重要なのは日常にマインドフルネスの感覚を溶け込ませることです。

困った時に考えることはひとつ、「この問題における進化とのミスマッチとは何か？」だけです。

つねにヒトの根本にたち戻って考える限り、道に迷うことはありません。