『月の立つ林で』(著者:青山美智子)のあらすじとネタバレ解説、感想・レビューを紹介。Amazonで無料で読む方法も!【2023年本屋大賞5位】

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心温まる小説を読みたい方にオススメな『月の立つ林で』。

一人で生きているつもりでも、一人ではやっぱり生きていけない。

一人ぼっちで寂しい時に、フワフワした温かいブランケットをそっとかけてもらったような気持ちになる小説です。

そして、想像のつかないラストへと導かれた時には、感動の波が抑えられません。

本記事では、『月の立つ林で』のあらすじとネタバレ解説、感想について、私が読んで感じた魅力を余すことなく伝えていきますが、

『月の立つ林で』を全て読めて、本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』、『同志少女よ、敵を撃て』などの人気本も

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『月の立つ林で』概要

著者青山美智子
出版社ポプラ社
発売日2022年11月7日
ページ数264ページ

『月の立つ林で』著者の青山美智子さんについて

本屋大賞ノミネート選出は3年連続3回目(2021年『お探し物は図書室まで』で2位、2022年『赤と青とエスキース』で2位)

1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞受賞。『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞第2位に選ばれる。他の著書に『鎌倉うずまき案内所』、『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』『いつもの木曜日』など。

『月の立つ林で』は文庫化されている?

『月の立つ林で』はまだ文庫化されていません。

本屋大賞受賞作品で注目されていますので、文庫化されるのも早いのではないでしょうか。

楽しみに待ちましょう。

『月の立つ林で』あらすじと登場人物(ネタバレ)なし

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

『月の立つ林で』は5つの短編からなる連続短編集です。

1つずつあらすじを紹介していきます。

「一章 誰かの朔」の主な登場人物とあらすじ

  • 私=朔ヶ崎怜花:長年勤めた総合病院を辞めた元看護師
  • 樋口さん:朔ヶ崎家のお隣さん
  • 佑樹:怜花の弟。劇団員をしている。
  • 神城龍:佑樹が所属する「劇団ホルス」の主催者 

元看護師の私(朔ヶ崎怜花)は長年勤めていた病院を退職し、ある日隣人から猫の世話を頼まれます。

弟が安請け合いしたのです。

そんな弟は劇団ホルスのメンバーで、毎日自由気ままに生きているように見えます。

悩んでいた私は、「朔」と名付けられたアクセサリーを見つけ、新月の象徴とされる朔のリングを購入し、自己の新たなスタートを決意するのです。

「二章 レゴリス」の主な登場人物とあらすじ

  • 僕=本田重太郎:現在は「ポン重太郎」でピンとして活動する芸人
  • てっちゃん:僕が高校の時にコンビを組んだ相方
  • サク:重太郎が養成所に入ってコンビを組んだ「ポンサク」の相方
  • 夜風:ポン重太郎をフォローしているTwitterアカウント

ピン芸人の本田重太郎は成功せず、以前コンビを組んでいた元相方は人気があり、僕はいつも「じゃない方」と認識されていました。

配達の仕事をしていてい、最近はネタすら作っていない状況・・・。

僕のツイートに反応する唯一のフォロワーに興味を抱きつつ、ふと元相方と再会します。

元相方の成功を受け入れられない心情に苦しむ本田は、過去と向き合いながら新たな道を模索します。

「三章 お天道様」の主な登場人物とあらすじ

  • 俺=高羽:東京で自分の店を構える二輪自動車整備士
  • 千代子:高羽の妻。
  • 亜弥:高羽のひとり娘。結婚を機に実家を離れる。
  • 内川信彦:亜弥の婚約者

高羽は東京で二輪自動車整備工場を営んでいます。

娘の妊娠と急な結婚の知らせに妻は素直に喜んでいたが、順番が違うと俺は戸惑います。

娘の出産のために妻は福岡へ、俺は一人暮らし。

取引先の従業員のサクちゃんからiPadの使い方を学び、通販生活を過ごしています。

そんな折、娘の婚約者が出張ついでに訪れます。

会話に戸惑い複雑な心境の俺は・・・。

「四章 ウミガメ」の主な登場人物とあらすじ

私=逢坂那智:ウーバーイーツの配達員もやっている女子高生

那智の母:離婚後、娘を育てるために掛け持ちで仕事をしている

ジンくん:那智が配達した注文先の家にいた高校の同級生。

孤独な女子高生の那智はスクーターを友とし、親から独立するためウーバーイーツでお金を稼ごうとします。

配達先で出会った少年・神城迅とふとしたきっかけで仲良くなり、彼の内職を手伝うことになりました。

ジンくんと話す内に彼の家族のことを知ります。

そんな中、私の仕事が親にバレ、家を飛び出した那智はスクーターで事故を起こしてしまいます。

「五章 針金の先」の登場人物とあらすじ

私=北島睦子:アクセサリー作家

剛:睦子の夫

睦子の義母:世話焼きな性格

篠宮:睦子の本の出版を担当する編集者

リリカ:篠宮が担当した有名切り絵作家

アクセサリー作家の睦子は仕事に専念するためアトリエを作ります。

ある日、本の出版の依頼を受け、夫や義母との関係に悩みつつも成功を追求する中、人気の切り絵作家・リリカと出会います。

リリカは仕事と家族のバランスの難しさに共感しつつも、仕事を選んだことを後悔していると話します。

そして、睦子の言葉がきっかけで、リリカの心情に変化が訪れます。

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『月の立つ林で』ネタバレ解説

ここからは物語のネタバレを含みますので、未読の方は飛ばしてください。

それぞれの登場人物の繋がりは?

『月の立つ林で』は各章の登場人物が他の章の登場人物と繋がり、様々な影響を与えあっています。

その繋がりに、心温まる感情が芽生え、読後に心が癒されます。

繋がりの一部を紹介します。

他にも登場人物の意外な登場の仕方があり、その繋がりを見つけることもこの小説の楽しみでもあります。

一章の朔ヶ崎怜花と五章の北島睦子

一章で朔ヶ崎怜花がアクセサリーを注文する「mina」さんはアクセサリー作家の北島睦子さん。

そして、五章で北島睦子が救急窓口で電話した際に対応した女性が朔ヶ崎怜花です。

朔ヶ崎怜花は一章では仕事を探すシーンで終わっていましたが、「人の役に立ちたい」という思いが、このような形で叶っています。

朔ヶ崎佑樹の各章での繋がり

一章では朔ヶ崎怜花の弟、二章では本田の元相方、三章では高羽の取引先のバイクショップの従業員、四章ではジンくんが紹介した俳優。

各章で主人公と関わりのある人物になっています。

作者は、それぞれの主人公が「月」のような存在の中、朔ヶ崎佑樹だけが「太陽」のような明るい存在だと述べています。

「夜風」

二章の本田重太郎のTwitterに反応するアカウントが「夜風」で四章で愛車のスクーターに「夜風」と名付けたのが逢坂那智です。

本田重太郎のTwitterに反応していたのは、逢坂那智だったのです。

タケトリ・オキナの正体は?

タケトリ・オキナの正体は、神城迅でした。

なぜ神城迅は「ツキない話」を配信していたのか?

毎回冒頭で話す「かぐや姫は元気かな?」。

これは一体何を意味するのか?

神城迅は、離婚した母親が幼い頃によく月の話をしてくれたことから、母親を「かぐや姫」と形容したのです。

母親は五章で登場する切り絵作家のリリカです。

リリカは迅の演劇を観にいき、アンケート用紙の名前の欄に「かぐや姫」と書きます。

アンケート用紙にはこのように書かれていました。

タケトリオキナ様、あなたと夜ごとに見上げた月を、愛してくれてありがとう。

『月の立つ林で』より

お互いを一定の距離を保ちながら見守る、感動のシーンです。

『月の立つ林で』心に残る名言と感想

人のために役に立ちたいと、ずっとそう思ってきたけれど、「人」とはいったい誰のことなんだろう。

『月の立つ林で』より

一章での朔ヶ崎怜花の言葉。

誰かを意識していなくても、誰かの心と繋がり温かい気持ちになったり、大切なことに気づいたりすることってあると思います。

そんな大事なことを気づかせてくれる物語が『月の立つ林で』でした。

人と人は気づかないうちに助け合い、繋がっていく場面に感動します。

「あたりまえのように与えられ続けている優しさや愛情は、よっぽど気をつけてないと無味無臭だと思うようになってしまうものなのよ。(中略)それは本当の孤独よりもずっと寂しいことかもしれない」

『月の立つ林で』より

五章の切り絵作家リリカの言葉。

一人になりたいと思うのは、一緒にいてくれる人がいるから思えること。

本当の孤独は、何も繋がりのない一人は、辛い・・・。

見えない繋がりの中で生きている自分に気づかされる1冊でした。

『月の立つ林で』みんなのレビュー

『月の立つ林で』のレビューを紹介します。

月は満ちても欠けてもそこにある。月を近くに愛らしく思えてきた。

Amazonカスタマーレビューより

それぞれの話に出てくる人物が微妙に絡み合いながら進むストーリー展開が見事でした。見逃しそう日々の小さなしあわせに気付かせてくれる…
慌ただしい毎日に少し疲れている人にお勧めの本です。

Amazonカスタマーレビューより

何気ない日常の中で、意外な人との繋がりがあったり、好きなことや物事が、意外なところへ導いてくれる。読み終えると心が温かくなる。

Amazonカスタマーレビューより

修飾表現が巧みでスラスラ楽しく読めました。内容も充実していて、壁に当たったとき読むべき小説だなと感じました。

Amazonカスタマーレビューより

この小説にある表現のように、太陽は明るすぎて、見ることができません。
一方で、月は愛でることができ、派手さはないですが、その移り行く様は飽きることがありません。
この小説はいくつかのストーリーが短編で描かれていて、それらが繋がっています。
その一つひとつは、ささやかな出来事に過ぎないませんが、だからこそ愛おしく感じます。

Amazonカスタマーレビューより

『月の立つ林で』はこんな人におすすめ

  • 心温まる物語を読みたい人
  • なかなか乗り越えられない悩みを持っている人
  • 人との繋がりを見つめ直したい人
  • 静かな感動を味わいたい人
  • 月について想いを巡らしたい人

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『月の立つ林で』まとめ

読んだ後は自分の心がふんわり温かくなっていることに気づきます。

人間は一人で生きているようで、本当はいろんな人と繋がりながら生きています。

魅力的な月のエピソードと物語の登場人物の繋がりが心を温めてくれます。

ラストシーンでの感動を胸に明日も頑張る原動力をもらえる1冊です。

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