どうにもできない悩みを抱え、誰かに寄り添ってほしい、そんな心のモヤモヤや悩みありませんか?
毎日いろんなことがあって頑張っていても、心の栄養が足りなくなってしまうことが時々あります。
でも、そんな時『虹の岬の喫茶店』を読めば、美味しいコーヒーと心に響く音楽で、心が温まりほんの少しでも前へ進めそうな気持ちになります。
本記事では、『虹の岬の喫茶店』のあらすじと感想、モデルになった場所や曲、名言について、私が読んで感じた魅力を余すことなく伝えていきますが、『虹の岬の喫茶店』が全て読めて、映画化されて話題の『シャイロックの子供たち』や『ある男』も最大70%OFFで超お得に読める電子書籍サイト「ebookjapan」を紹介!!
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『虹の岬の喫茶店』概要
作者 | 森沢明夫 |
出版社 | 幻冬舎 |
発売日 | 2012/11/12 |
ページ数 | 371ページ |
『虹の岬の喫茶店』のモデルとなった場所
小説のモデルとなったカフェは千葉県鋸南町の明鐘岬に実在しています。
東京湾を望む房総半島の岬にポツンとたつカフェの名前は「岬カフェ」です。
『虹の岬の喫茶店』の映画
『虹の岬の喫茶店』は2014年に『ふしぎな岬の物語』のタイトルで映画化されました。
主演は吉永小百合さん。
物語は小説と映画の両方から楽しむとぐっと深くなります。
『虹の岬の喫茶店』の漫画
『虹の岬の喫茶店』は漫画もあります。
優しいタッチの絵と共に心温まる物語を堪能したい方には、漫画もおすすめです。
『虹の岬の喫茶店』あらすじと曲の紹介
小さな岬の先端にある喫茶店。そこには美味しいコーヒーと、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人で店を切り盛りしながら、時折海を眺め何かを待ち続けていた。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人々――彼らの人生は、その店との出逢いで、変化し始める。疲れた心に寄り添う、癒し小説。
『虹の岬の喫茶店』は6つの章に分かれていてます。
1章ずつネタバレなしのあらすじを紹介します。
『虹の岬の喫茶店』登場人物
- 柏木悦子(かしわぎえつこ):喫茶店「岬カフェ」の店主の初老の女性。約30年前に病気で夫を亡くし、夫が気に入っていた岬の喫茶店に移り住んだ
- 高田浩司(たかだこうじ):悦子の妹の子供で、若い時は不良で暴走族の総長をしていたが、今は岬カフェの隣に手作りのライブハウス兼自宅を建てている
- コタロー:悦子が飼っている白い犬。車に轢かれ右の前脚を失っている。亡き夫の名前をもじってコタローと命名した。
第1章 《春》アメイジング・グレイス
妻を亡くした悲しみの中、4歳の娘とこれからどう生きていこうか悩み、途方に暮れる毎日。
娘とのお出かけで虹を追いかけて岬カフェに行き着きます。
悦子さんがそこで流してくれた音楽は『アメイジング・グレイス』。
ひたすら優しさに包まれる音楽を聴きながら、妻の死という絶望を乗り越えるための人生の宝物に気付かされるのです。
第2章 《夏》ガールズ・オン・ザ・ビーチ
就職活動がうまくいかない大学生の今泉健。
偶然立ち寄った岬の喫茶店で美大生のみどりに恋をします。
岬カフェでかけてもらった曲は『ガールズ・オン・ザ・ビーチ』。
悦子さんは、昔から夏と、恋と、『ガールズ・オン・ザ・ビーチ』はセット売りなのよと言います。
健は喫茶店で出会った人々に触発されて、自分の本当の夢へと向かい始めます。
第3章 《秋》ザ・プレイヤー
不況の波に飲まれ、仕事と愛する家族を失い、人生に絶望した「元・研ぎ屋」の男は、自分が研いだ包丁を手に、深夜、岬カフェに泥棒に入ります。
しかし、あっさり悦子さんに見つかり、コーヒーを飲みながら悦子さんと話をします。
その時流れていたのは、『ザ・プレイヤー』
悦子さんの入れてくれたコーヒーと音楽、そしてプレゼントに心を震わせます。
第4章 《冬》 ラブ・ミー・テンダー
悦子さんに思いを寄せる常連の老紳士「タニさん」。
悦子さんの誕生日に月の土地の権利書と天体望遠鏡をプレゼントします。
十年前に、ラブレターのつもりでリクエストした『ラブ・ミー・テンダー』。
切なくて美しい、大人の別れの物語。
第5章 《春》 サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
青春時代のバンド仲間と再び演奏することを夢見て、ライブハウスを建てた浩司。
昔のバンド仲間ヤマちゃんと岬カフェで『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』を聴きながら昔話に花が咲きます。
しかし、ヴォーカルのショーとの間には、あるわだかまりを残したままだったのです。
いよいよライブ当日、ショーは現れるのでしょうか・・・。
第6章 《夏》 岬の風と波の音
亡き夫を想いつつ、カフェを続け、多くの人々の心を癒してきた悦子さん。
しかし、自分の心だけは癒せずにいました。
ある嵐の夜、孤独に耐えかねた悦子さんは、店を畳もうと決意しますが、嵐の後に岬に奇跡が起こるのです・・・。
『虹の岬の喫茶店』感想(ネタバレあり)と名言
人生は、うまくいかないことばかりです。
でも、決して悪いことばかりではなくて、全部意味があって、自分の人生に彩りを与えているものです。
そして、人は一人では生きていけない。
様々な一期一会が、とんでもない奇跡を運んでくることもあります。
私は、『虹の岬の喫茶店』を読んで、人生の冒険も大切な人の存在も、生きる希望も全部見せてもらった気がしました。
素敵なお話で、心が温まります。
美味しいコーヒーとお気に入りの音楽は、人の心を動かします。
人生の幸せって自分で探すものなんですね。
ここから、ネタバレを含みますのでまだ読んでいな方はご注意ください。
最後に悦子さんは、ずっと見たかった夫が描いた絵と同じ景色を見ることができない理由を知るのです。
夕焼けではなく、朝焼けだったのです。
そのことに気づいいた時、心臓が高鳴ります。
第1章で出てきた希美ちゃんが教えてくれた「ハッピーのどきどき」。
自分の中に満ちていく不思議な力、いつでも自分は生まれ変われる、そんな勇気がもらえました。
『虹の岬の喫茶店』お気に入りの名言
私が選んだお気に入りの名言を3つ紹介します。
また人生のお守りが増えて、「ハッピーのどきどき」です。
人間て、生きているうちに色々と大切なものを失うけど、でも、一方では『アメイジング・グレイス』を授かっているのよね。そのことにさえ気づけたら、あとは何とかなるものよ
『虹の岬の喫茶店』第1章より
『アメイジング・グレイス』は驚くほどの恩恵。
失ったものばかりに目がいくけど、本当は近くにとびきりの大切な存在があるものです。
これに気づけるか気づけないかで人生の幸せは変わってきます。
「迷ったときはよ、ロッケンロールな道を行くとおもしれえぞ」
「俺の経験では、夢を追いかけない人生を選ぶのにも、充分に勇気がいると思ったけどな」
『虹の岬の喫茶店』第2章より
浩司のセリフ。
人生、ロッケンロールってなんだか楽しくなりませんか?
失敗してもいいんです。
夢を追いかけている時が一番楽しいのかもしれません。
「生きるって、祈ることなのよ」
「いろいろあって、自分の未来に夢も希望もないんだったら、他人の未来を祈ればいいじゃない。あなたにとって大切な人の一人や二人、いるでしょう。そういう人の未来が少しでもいいものになりますようにって祈って、そのために行動していれば、人はそこそこ素敵に生きていけるのよ」
『虹の岬の喫茶店』第3章より
生きている意味を見失って絶望する時って誰でもあるものです。
でも、誰かの幸せを祈ることで生きる意味を見つける。
全部失っても人は起き上がることができると勇気づけられます。
『虹の岬の喫茶店』がおすすめな人
- 人生にちょっぴり疲れてしまった人
- 大切な人やものを失ってしまった人
- 人生に迷っている人
- 毎日忙しくて、心がピリピリしている人
- 美味しいコーヒーを飲む瞬間が好きな人
『虹の岬の喫茶店』をお得に読む方法
『虹の岬の喫茶店』のあらすじや感想だけでは、物足りない!という方はぜひ、小説を読んでみることをおすすめします。
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『虹の岬の喫茶店』まとめ
忙しい毎日に疲れてしまった、人生に希望や夢が見つけられなくなってしまった時におすすめな『虹の岬の喫茶店』。
美味しいコーヒーとお気に入りの曲を流しながら、読んでみてください。
心癒される時間になること間違いなしです。
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