『恋じゃねえから』は、想像よりもずっと重いテーマを扱った漫画になっています。
帯に書かれた「創作と性加害をめぐる問題作。恋という名の暴力」という言葉が心に重くのしかかってきます。
決して明るい気持ちになる漫画ではないですが、考えさせられることが多く、今だからこそ読むことをおすすめする漫画です。
本記事では、『恋じゃねえから』のあらすじと感想(ネタバレあり)について、
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この漫画を読んで、自分が一体何を想い、何を考えるのか?
40代の2人の女性の、10代の頃の性被害に対する戦いに引き込まれてください。
漫画『恋じゃねえから』あらすじ
『恋じゃねえから』のあらすじを1巻、2巻、3巻に分けて紹介します。
『恋じゃねえから』1巻あらすじ
40歳の主婦・茜は、ある日、中学時代に通った学習塾の講師・今井が彫刻家になったことを知る。彼が発表した「少女像」は、かつての親友・紫の姿によく似ていた。蘇る26年前の記憶、封印していた1枚の写真。そして私の犯した罪と願い。過去をひもとく現在の3人の運命が動き出す――。紙+電子累計135万部を突破した『1122(いいふうふ)』の渡辺ペコが描く、創作と性加害をめぐる問題作!!
ある日、茜は中学時代の塾講師の今井先生が彫刻家になっていることを知ります。
中学時代、茜がその塾で仲良くなった紫(ゆかり)は初めて茜の自虐を笑わず真顔で否定した人で、大事な友人でした。
彫刻家になった今井先生の作品には、紫にそっくりな少女像があります。
紫のお腹の傷がその証拠。
紫と今井先生は当時恋をしていたのです。
紫をモデルにしたと考えられる作品のことを紫と会って話したくて、茜は紫に連絡を取ります。
紫に会えた茜は、中学時代の自分の態度を誤り、今井先生が撮った裸の紫の写真をまだ持っていたことを話します。
今井先生の作品はこの写真の紫にそっくりなのです。
茜と紫、一緒に今井先生の個展に向かいます。
ショックを受ける紫に「少しでも紫の力になれたらって思ってる 覚えててね」
と、茜は話します。
一度、九州に帰った紫でしたが、色々と考えた末にもう一度東京で今井先生に会って、作品の取り下げを訴えることを決めますが・・・。
『恋じゃねえから』2巻あらすじ
14歳の中学生と21歳の“先生”。二人の関係は本当に恋だったのか、二人の間に性行為はあったのか――。突然発表された少女像が呼び起こした、26年前の記憶。自分の身体と傷を無断で晒され傷ついた紫は、像の取り下げを求めるが、彫刻家の今井は拒絶する。紫と茜は少女時代のような親密な時間を取り戻すが、現実に追い詰められていく。茜は友として、何ができるのか。創作は、どこまで許されるのか。宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編第13位にランクインするなど、各メディアで話題騒然! 創作と性加害をめぐる問題作。
像の取り下げを今井と今井の妻紅子に拒絶され、そして今井のに独りよがりの言い訳を聞かされる紫。
今、社会的にこういうことに関してすごく厳しくなっているし、対応を間違えるとものすごく面倒なことになるからと、紅子からも今井に詳しく事実確認を行います。
あくまで、当時の出来事は許可をとり同意の上だとする今井ですが、紫は納得していません。
そこで、紫は弁護士への相談を試みます。
話のわかってくれる弁護士さんに出会えたものの、作品の発表・公開の差し止めを求めて訴訟を起こすことは非常に難しいと知ります。
茜もまた思春期の娘のことに悩みを持ち、夫婦の関係にも違和感を感じていたので、福岡にいる紫に会いにいきます。
中学生の頃の2人の楽しかった思い出が蘇り、絆はその頃のように深まっていきます。
そんな中、また紫にそっくりな像が注目されてしまい、忘れるなんて無理なのだと紫は確信します。
『恋じゃねえから』3巻あらすじ
あの時、14歳になったばかりの私――。自分を“モデル”にした少女像を突然発表されたことから、紫の中でしだいに鮮やかになる“先生”との記憶。湧き上がる怒り。友人の茜は紫に寄り添い、中学生の頃のような親密な時間を取り戻すが、その直後「少女像」の波紋が広がり始める。傷つきながらも「全部忘れて終わらせたい」と願ったはずの紫だが……。一方、紫の願いを拒絶した彫刻家・今井とその妻・紅子は何を思うのか。それは本当に“恋”だったのか、“芸術”はどこまで許されるのか――。各メディアで話題騒然! 創作と性加害をめぐる問題作。
問題の「少女像」をシリーズ化するか迷う今井とその妻紅子。
一方、紫は勝手に自分の裸使って作品を作り、ちやほやされている今井に自分の怒りをぶつけたいと思っています。
でも、言えない・・・。
紅子の幼少期から今井に出会うまでも描かれています。
中学生の時の自分の今井との関係は本当に恋愛だったのだろうか?
中学生の紫との関係を今井の視点からも回想され、だんだんと二人のその時の関係がはっきりとわかってきます。
そんな時、紅子から茜に電話がかかってきます。
少女像について、今井の代理人ではなく、紅子自身が正直に考えたことを茜と相談したいと言います。
「全部忘れて終わらせたい」と思う紫。
紫と茜は終わらせるために、ある行動に出ることを決意します。
漫画『恋じゃねえから』1巻・2巻・3巻のネタバレ感想
人生はゲームではないから 望んだ地点からやり直すことはできない
『恋じゃねえから』1巻第1話より
でも もしも2度目のチャンスがきたら 今度こそうまくやれるだろうか
冒頭のこの文が印象的です。
誰でも1つや2つ、過去に遡ってやり直したいことがあるのではないでしょうか。
そして、急に現れる入れ歯を洗い、装着するシーン。
主人公の茜は40歳。
なぜ、入れ歯?となりますが、後半に入れ歯の理由が出てきます。
茜はいろいろ気持ちを上手に吐き出せなくて、悩んで溜め込んでしまうタイプ。
それが摂食障害となり入れ歯に繋がるのです。
漫画の中でも、茜の心の揺れに共感できる部分がいくつか出てきます。
言葉も感情もまた 自分自身が無視し続けて 存在しないように扱えば 自分の中で溶けて消失していくのかもしれない
本当に思ってもいない言葉と振る舞いでごまかしてきたから 私はもう失ってしまったのかもしれないでもこのまま死にたくない
変われるかな 今からでも 私 変わりたい 今からでも
『恋じゃねえから』1巻第5話より
心に刺さる茜の心の中の言葉。
何も変わらないままこのまま歳老いていく恐怖が痛いほど伝わってきます。
また、「リベンジポルノ」という言葉が出てきて、若い子達の性被害についても考えさせられます。
まだ1巻だけなので、これから物語がどのように進んでいくのかわかりませんが、思春期の子供達にも読んで学びがある漫画なのではと思っています。
1巻の最後・・・
無名の中年女が二人で 何ができる? 何が守れる? 取り戻せるか?
『恋じゃねえから』1巻第6話
わからないけど 私はもう 逃げないと決めた
2巻では、この言葉を受け紫が行動を起こします。
でも、現実は痛みにそう寛容ではありません。
心苦しい気持ちになりますが、これが現実なのだと突きつけられます。
なーんで今更そげんなこと言い出すんやろうか。
『恋じゃねえから』2巻第9話
今幸せにいきとらんけん そげんなこと
食堂のテレビで20年前の性的被害を訴えたというニュースを見てお客さんのおじさんが言った一言。
今更に世の中には見えるのかもしれませんが、当事者にとってはずっと心の中に闇として残っているもので、様々な経緯をたどり、ようやく声を上げたのだと思います。
このマンガの紫も同じ。
ずっと閉じ込めてきた気持ちとちゃんと向き合おうとしているだけで、今の幸せとは関係ないのです。
忘れればそれでいいのか?
2巻の最後・・・
忘れるなんてムリ
『恋じゃねえから』2巻第12話
一緒に行こう
そう なかったことにも忘れることにもできないから
脳に心に身体に刻まれたぜんぶを抱えたまま 私が私を助ける
やっぱり自分の中の納得いく答えがなければ、前に進めないもの。
でも、前に進むのに壁となって立ちはだかるのは、被害を与えたまたは傷つけた相手と世間なのだなと思いました。
変化を起こすには難しい状況ではありますが、2人が納得いく幸せを手にいれ、前に進めたらいいなと願いつつ、これからの展開に目が離せません。
そして、最新巻の3巻に続きます。
今井、紅子の過去が描かれ、それぞれ今に至るまで何があったのか、なぜ今そうような気持ちなのかが少しずつ理解できます。
紅子にも父親のような歳の男性と関係を持った過去があり、紫の気持ちが全く分からないわけではないことも判明します。
しかし、今井は紫との過去の出来事とは向き合っていません。
今井が見ているのは作品のみ。
だから、紫がいつまでも過去にこだわっていると冷たく言います。
なんだか、悲しい気持ちになりました
しかし、3巻の最後のシーンは圧巻!!
自分のモヤモヤしたものとちゃんと向き合い、忘れるにはどうすればいいのか考えた末の行動、そしてやりきった時の二人の笑顔が最高です。
人間、何かを振り切りたい時は思いっきた行動にでる必要があり、今その時だと思ったら行動しないと後悔してしまうのだと思いました。
さぁ、この後物語はどの方向に進むのでしょうか・・・。
漫画『恋じゃねえから』最新話4巻の発売日は?
気になる4巻の発売日は今のところ未定となっています。
どれだけ声をあげても届かない。
次巻予告より
その恐怖、苦しみ、怒り。
紫と茜は共にギャラリーに向かい、像をハンマーで叩き壊す。
やったことに後悔はない 清々しさ覚える二人。
一方、今井は壊れた像を前に何を思うのか。
苛立つ紅子の心中は・・・。
そして、今井を慕い「少女像」に心惹かれた少女・翠。
加害者と被害者。
恋」と「芸術」。
新たな波紋が広かっていく。
話がどのように展開していくのか、非常に楽しみです。
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漫画『恋じゃねえから』まとめ
創作と性加害をテーマにしていますので、決して明るい楽しい気分になる漫画ではありません。
しかし、立ち向かおうとした2人の女性を通して、様々なことを考えるきっかけを与えてくれる漫画になっています。
あなたはこの物語をどう捉えますか?
ぜひ、読んで自分の想いや考えを確かめてみてください。
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