【2020年本屋大賞受賞】凪良ゆう『流浪の月』本のネタバレなしのあらすじ、感想、口コミ・レビューの紹介とネタバレありの結末を考察!小説と映画の違いも解説!!お得に読む方法も紹介

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2020年に本屋大賞を受賞し、2022年5月13日に映画化された『流浪の月』ってどんな話なの?と気になりませんか?

本の紹介文には、「愛ではない。けれどそばにいたい。新しい人間関係への旅立ちを描いた、息をのむ傑作小説」とあり、映画のキャッチコピーには、「女児誘拐事件 その真実は、二人だけのもの。」とあります。

あなたも周囲の人からかけられた善意あるやさしい言葉に、自分でも意外なほど深く傷ついたりすることがあると思います。

「あなたのためを思って・・・」の言葉の息苦しさに共感できる全ての人におすすめの1冊!!

真実は当事者にしか分からない、その真実を周囲に理解してもらって生きていく難しさを考えさせられる『流浪の月』は、最後まで全部一気読みしたくなる本です。

本記事では、これから物語を楽しみたい方用のネタバレなしのあらすじ、感想、口コミ・レビューと物語を読んだ方用にネタバレありの結末の考察を紹介していますが、さらに読みたくなった方に向けて、『流浪の月』をお得に読める方法も紹介!

さらに、読むより耳で聴く読書をしたい方には、Amazon Audibleをで無料で聴く方法も紹介しています

この物語を映像化した映画についても解説していますので、思う存分凪良ゆう著『流浪の月』を楽しんでください!!

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『流浪の月』の概要/文庫本発売日と出版社

『流浪の月』は2019年8月に東京創元社から初版発行。
文庫本は2022年2月に発売されています。

文庫本は355ページありますが、主人公の2人の揺れ動く気持ちと周囲の関わりがどうなっていくのかが気になって、あっという間に読み終えてしまいます。

2020年の第17回本屋大賞を受賞

書店員による推薦コメントの多くに「言葉にするのが惜しい」「言葉にすると壊れてしまいそう」という言葉が目立つ繊細な優しさに包まれた作品になっています。

『流浪の月』の作者紹介

『流浪の月』の作者は、凪良(なぎら)ゆうさん。


2006年にボーイズラブ(BL)作品にてデビューし、代表作に2021年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなどがあります。

BL作家として活動していた作者で、『流浪の月』は初の単行本作品。

インタビューでは、2013年に出版したBL小説『あいのはなし』をベースにした作品だと説明しています。

巧みな人物造形や展開の妙、そして心の動きを描く丁寧な筆致が印象的な実力派であると紹介されています。

小説『流浪の月』ネタバレなしのあらすじと登場人物紹介

これから小説を楽しみたい方にも安心のネタバレなしのあらすじと登場人物を紹介します。


小説の全体像とポイントとなる名言を記載しますので、詳しい内容は小説でお楽しみください。

目次

  • 一章 少女のはなし
  • 二章 彼女のはなし I
  • 三章 彼女のはなしII
  • 四章 彼のはなしI
  • 五章 彼女のはなしⅢ
  • 終章 彼のはなしII

このように物語は三者の視点から書かれています。


物語のテーマとなっている「事実と真実は違う」ということを、同じ出来事も当事者と第3者ではまるで違って見えることが、物語の構造にも表れています。

『流浪の月』の主な登場人物

・家内更紗(かないさらさ)
9歳の時に父を失くし、母も出て行ってしまい伯母の家に引き取られた少女。
伯母の家に帰りたくないという気持ちから文の家に住むことになり、このことで誘拐事件の被害者とされます。

・佐伯文(さえきふみ)
ある理由から大人の女性を避けるようになった青年。
公園で見かけた更紗に声をかけて一緒に住み始め、幼女の誘拐犯になってしまいます。

『流浪の月』のあらすじを短く紹介 どんな内容の話?

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

いつまでも消えない「被害女児」と「加害者」というレッテルを貼られながら、2人の本当の居場所を探し続けるというそんな作品になっています。


ひと組の男女の、この2人にしかわからない、特別な関係を描いています。

『流浪の月』ネタバレなしの1〜3章のあらすじ

結末のネタバレに繋がらない小説の3章までのあらすじを紹介します。

一章 少女のはなし

ここに出てくる少女とは一体誰なのか?この時点では、さっぱり分かりません。


舞台は休日のファミリーレストラン。

物語の主軸となる幼女誘拐事件の動画を見る高校生。

最後まで読むとこの章の意味が分かります。

最後まで読んで、また戻ってきましょう。

二章 彼女のはなし 

この章では、家内更紗の子供時代が描かれています。


世間のルールに縛られず自由な母親と家族を心から愛している優しい父に育てられ、毎日キラキラした時を過ごします。

夕飯がアイスクリームだって、それも自由。

小学校で「変な家の子」と仲間外れにされてもなんのその。
大好きな両親に愛されている満たされた気持ちが、跳ね除けるパワーになっています。

そんな幸せが一変。

更紗が小学校4年生の時にお父さんが亡くなり、その悲しみに耐えられなくなって何人か目の恋人と出て行ってしまったお母さん。

一人になった更紗は伯母さんの家に引き取られます。

伯母は「常識的な人」で窮屈な家庭

ここからたくさんの周囲が押し付ける「普通」を演じなくてはいけなくなってしまいます。

その「普通」から唯一逃れられる時間が、公園のベンチで本を読む時間。

そこで、世間では幼女誘拐事件とされる大学生である文と出会い、文の家に足を運ぶことになります。

もう帰りたくなかった息が詰まる伯母さんの家から、大好きな両親と暮らした自由な生活を文との生活の中で取り戻していきます。

ずっとこのままでいたい・・・。

文の隣こそが自分の居たい場所になったのに、世間から見ればこの状況は、青年による少女の誘拐。

やがてテレビで事件の報道が始まり、更紗は保護され、文は逮捕されます。

第三章 彼女のはなし II

15年の時を経て、24歳になった更紗の視点で話が描かれています。

大人となり、社会に帰属した人間関係を築き、職場があり、一緒に暮らす恋人がいます。

ただ、悪意のない周囲の人の善意に苦しみ、傷つきながら自分の今いる場所でなんとか暮らしていこうとしている更紗。

一緒に暮らしている恋人との結婚の話も出てきますが、本当にこの人が好きで結婚したいのか疑問に思ってしまいます。

そんな時ふとしたことで文と再会することとなります。
この再開を機にまた本来の更紗の「自由」にスイッチが入ります。

恋人との関係もやっぱり違うと距離を置くとその恋人からDVを受け、それも文の優しさに包まれて癒されていきます。

本当の自分の場所に帰ろうとする更紗の心の細かい動きが、読んでいるこちらにこれでもかと繊細に伝わる章です。

そして、第三者が知る事実は、当事者しか知ることができない真実と大きく異なるということが、切なさの根底にずっと居座り、いつまでも2人に付きまといます。

ここまでの3章で物語の約9割を占めます。


そして4章からラストにかけて大事な「何か」が連続して待ち受けています。
最後まで読んだ時、2人の本当の真実が見えてきます。

『流浪の月』の印象的な言葉「事実と真実は違う」

この物語の核になっている「事実と真実は違う」という言葉。

当事者のみが知る「真実」の尊さに深く思考が沈んでいきます。

自由の時間を謳歌する更紗と文ですが、そんな2人は世間から見れば「女児誘拐事件」であって、それが事実なのです。

再会してして2人寄り添って生きていこうとしても、世間は事実を真実だと思っているので、絶対に認めません。

2人の真実は、2人しか分からない。

この当事者の視点と非当事者の視点の大きな違いの壁が、『流浪の月』では、大きなテーマとして描かれています。

周囲の者たちの声があまりに大きくなってしまい、当事者である声がかき消され潰されてしまっていることが本当はもっとたくさんあるのではという思いに晒されます。

当事者の声に本当に耳を傾けているだろうか?
「〇〇にきまっている」という周囲の思い込みにゾッとする気持ちにもなります。

『流浪の月』の名言、心に残る言葉

わたしは、一体、なにを許されるんだろう。許されるべき罪を、わたしはなにか犯したのだろうか。

本『流浪の月』より

何も悪いことをしていないのに、彼氏に更紗が言うこの言葉。

自分が救われる自由を選んだ過去は誘拐事件となり、許されなければならないこととなっていることに疑問に思う言葉です。

世界はどうしようもないことであふれているから、理不尽さに憤っても消耗するだけだ。だから深く考えないよう気持ちを薄くしてやり過ごすしかない。

本『流浪の月』より

幼女誘拐事件の被害者であることは、どんなに月日がたっても追いかけてきます。

もちろん嫌がらせだけではなく善意である声かけもありますが、真実ではない以上、思考をストップさせて深く考えないことでい生きていく術を獲得しています。

常にかいわいそうな人であるかぎり、わたしはとても優しくしてもらえる。世間は別に冷たくない。逆に出口のない思いやりで満ちていて、わたしはもう窒息しそうだ

本『流浪の月』より

被害者であるから、世間は優しい目で見てくれるけどやっぱり真実とは違うことが息苦しくなってしまい、世間の人たちと更紗の気持ちがかけ離れていることを指しています。

ごめんなさい、と心の中で謝った。せっかくの善意をわたしは捨てていく。だってそんなものでは、わたしはかけらも救われてこなかった。

本『流浪の月』より

周囲の人達の善意が当事者を救っているかはまた別問題であって、逆に苦しめてしまうこともあるのだと知ることのできる言葉です。

更紗のいきたいとこに行けばいい。どこでもついていくよ」

本『流浪の月』より

自由に生きることを受け入れられるってそういうことなんだよねと深く思う言葉。

そして、全てを受け入れてもらえた喜びを感じます。

ひとりの方がずっと楽に生きられる、それでも、やっぱりひとりは怖い。神さまはどうしてこんなふうに作ったんだろう。

本『流浪の月より』

ひとりが好きと言える裏には心から安心して暮らしていける場所があるからなのだと突きつけられます。

『流浪の月』ネタバレなしの感想、口コミ・レビュー

ネタバレなしの感想と口コミ・レビューを紹介します。

『流浪の月』の感想

なんて切ない・・・
読後の1番の感想はこれです。

世の中の「こうあるべき」「当たり前」が強いため、ちょっとかじった情報だけで、全てだと思ってしまい、善意ある言葉を投げかけたと勘違いしてしまう。

よくあること。

でも、それが真実ではないかもしれないと立ち止まって見ることを心の片隅に置いておきたいと思いました。

そして、ネット社会の恐ろしさにもゾッとします。

一度報道されてしまった名前と映像がデジタルタトゥーとして残り、いつまでもつきまといます。

人を救う善意が時には、見て見ぬ振りや気づかぬ振りをすることでもあるのかもしれないのです。

最後には、自分にとっての幸せを生きていく強さを持ちたいと思いました。

そして、心から安心して「帰れる場所」があるって本当に大切だと思いました。

『流浪の月』の面白いと話題の口コミ、レビュー

私は更紗や文に寄り添う読者ではなく、自分も彼らを取り巻く人々の1人だと痛感させられ、己を振り返らせられる「痛みの伴う作品」という感想になりました

hontoみんなのレビュー

どうしよもない理不尽さの前でもがいている人達の物語。常識が偏見を呼び、優しさが自己満足になってしまう。人との接し方、価値観や考え方に対して訴えかけてくる作品。

hontoみんなのレビュー

普通とは何か?愛とは何か?このような普遍的な問いが繰り返し挙げられており、何が普通なのか、絶対的な普通なんて存在するのかと考えさせられた。

BookLiveレビュー

いろんな形があっていいんじゃないかなと私は思う。生きづらい人達が、少しでも自由に生きていける世界になってほしいなと思う。

BookLiveレビュー

『流浪の月』ネタバレありの結末と考察

ここからは結末を含むネタバレになります。


まだ読んでいない方は飛ばして、読んだ後にもう一度ここに戻ってきてみてください。

『流浪の月』の自分なりの解釈、更紗と文の繊細な心を深く考えることができると思います。

『流浪の月』文の病気

文は、先天的に第二次性徴に問題がありました。

周囲からはロリコンだと見られていましたが、実際はロリコンだと思わせていただけでした。

周りの人たちとは違って二次性徴が現れないことに気づいたからです。

性腺機能低下症と呼ばれ、

  • 第二次性徴が現れない
  • 隠毛が生えない
  • 陰茎や精巣が大きくならない
  • 男性ホルモンが分泌低下
  • 手足が長い(骨端腺が閉鎖しないから)

という症状があるようです。

第二次性徴が現れる時期に適切なホルモン療法などを受けられればよかったのですが、誰にも言い出せず、誘拐事件で逮捕され身体検査で病名がついた時には、すでに手遅れでした。

この体の異変が何なのか知りたくて、逮捕されれば検査してもえる、誰かに知ってもらえるという気持ちもあったようです。

また、母親に「ぼくはハズレですか」と問うシーンには心がぎゅっと痛くなります。

『流浪の月』は実話を参考にしている?

『流浪の月』は実話ではありませんが、モデルとなる事件はあったとされています。

家に帰りたくない少女とその子を家にかくまった青年。

警察がきても誘拐されたわけではない、ここにいたいからいただけで、青年の家から出ようと思えばいつでも出ることができたと抵抗したそうです。

このような、家庭環境が複雑で家を出たがる少女とかくまおうとする男の事件はSNSの普及により、よく見られるようになりました。

これを肯定するわけでは全くないですが、そこにある問題は単純な問題ではないのだということは理解できます。

『流浪の月』の意味

「流浪」の意味を調べると、さまようこと、さすらうことと出てきます。

1つのところに定住できない、身バレすればまた別のところに移動しなくてはいけない更紗と文を表しているのだと思います。

では、「月」は何を意味しているのでしょうか?

物語の中では、言及されていません。

なので、わたしの想像ではありますが、この月が「事実と真実は違う」のテーマにつながっているのだと思います。

月は満月だったり半月だったり、三日月に見えます。

時には見えなくなることもあります。

でも、月は紛れもなく球体であり、形は変化していません。

見え方が変わっているだけです。

月は球体であることが真実だけど、見る角度や時期などによって様々な見え方をすることが事実です。

2人の関係は掛け替えのない支え合う絆であることが真実なのに、事実は、誘拐事件の誘拐という犯罪を犯した人と、かわいそうな被害者になってしまい、絶対に交わってはいけない人になってしまうのです。

そんな真実と事実の違いを「月」で表していたのかなと思いました。

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『流浪の月』映画と原作小説の違い

『流浪の月』は広瀬すず&松坂桃李のW主演、李相日監督によって映画化され、2022年5月13日に封切られました。

『流浪の月』映画の紹介、キャスト

『悪人』(2010年)や『怒り』(2016年)の李相日監督による待望の新作となった『流浪の月』。

『悪人』で善悪の境界を朧にし、『怒り』で信じることの困難を世に問うた監督・李相日。
人間存在を極限まで掘り下げ、観る者の心にそれまでに感じたことのない感情を呼び覚ます濃密な映画体験を提供し続けてきた李が、待望の新作として選んだのは、2020年本屋大賞の凪良ゆうのガラスのような繊細な物語。

映画『流浪の月』公式サイトより

主要キャストは、

  • 家内更紗・・・広瀬すず
  • 佐伯文・・・松坂桃李
  • 中瀬亮・・・横浜流星
  • 谷あゆみ・・・多部未華子

『流浪の月』映画の感想

李監督の過去作を思い出してもらえば想像できますが、今回も小説以上に重い、気軽には見ることのできない作品になっています。

そして、小説の文字情報から想像していたものより遥かに激しい仕上がりになっていました。

なんだか最後まで少しも救われない気分・・・。

『流浪の月』映画と原作小説の違い

まず最初に、『流浪の月』は絶対に小説を読んでから映画を観ることを強くお勧めします。


文庫で300ページ以上ある物語を約150分の映画にしているわけで、削られているエピソードがたくさんあります。(次に紹介するU-NEXTの特典映像にある未公開シーンの解説では、最初4時間分の映像があったと明かされています。)

たくさんの想像とともに『流浪の月』の映画を観ることとなり、更紗と文の心の機微を完全に理解することが難しいです。

また、映画では、観る者の想像を掻き立てるために時系列に話が進みません。

想像力を目一杯働かせながら鑑賞し、その後に原作である小説を読み、抜けている部分を補う楽しみ方もあるとは思いますが、映像の強烈さのあまり、文字による繊細な心の描写が負けてしまう気がします。

『流浪の月』映画を無料で観るには?

読んだ小説がどんな映像になっているのかは気になるものです。

そこで、映画『流浪の月を』無料で観る方法があるか紹介します。

今のところ映画『流浪の月』が配信されているのは、U-NEXTのみです。
また、無料配信ではなく有料レンタルになりますが無料で観る方法もあります

このU-NEXTの『流浪の月』は本編の後の特典映像として、未公開シーンとその未公開シーンの解説が1時間ほど付いています。

監督の李相日と編集の今井剛さんにより、映画として観やすい長さにするために、泣く泣く落とした貴重な未公開シーンが紹介されていて、より小説に忠実に再現しようとしたことがわかります。

クランクアップ後、最初に脚本通りにつないだ本編は、4時間あったと解説されています。

無料ではないのか・・・とがっかりしてまいますがこの特典映像を見ることができるだけでもかなり価値があります。

『流浪の月』を無料で観るには、31日間の無料トライアルに登録後に特典としてもらえる600ポイントを利用します。

『流浪の月』を観るには399ポイント(399円)が必要なため、特典でもらった600ポイント を利用して無料で観ることができます。

ぜひ、特典映像もたっぷり観ることが出来る『流浪の月』をU-NEXTで楽しんでください。
小説、映画、特典映像で3回楽しめます。

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まとめ

普通ってなんだろう?

幸せってなんだろう?

他人の善意が苦痛に感じることがある

他人の幸せを生きてしまっている気がする

こんな風に考えることがある人におすすめな小説『流浪の月』。
小説と映像でぜひ楽しんでください。

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